高齢者と仕事の価値観が合わないことは多々あります。
高齢者と一括りにしては申し訳ないことは重々承知しておりますが、高齢者と仕事の価値観が合わないものはしょうがない。
別に根回しの技術とか社内政治とか印鑑の向きとか。他にもあるでしょう。仕事の本質とは一切関係ないサラリーマンならではの技術。
精神論の説教とかですね。俺が若い頃はこうしたもんだ。みたいな武勇伝なんかも言えます。
澤円さん的に言えばつまんないおっさんです。
別に年齢で括る必要も無いのですが。まぁ話を進めましょう。
ここまで書いてわかる通りサラリーマン的思考の凝り固まった人とは価値観が合わなくなっていくものだなぁーと感じたのです。
今日は仕事の本質とは関係ない部分でネチネチ言う高齢者に対して感じたことを書いておきます。
その説教はまったく関係ないことなんだと気がつかない人が上の立場にいると下にいる人は詰む
特殊な経験をしました。
ぼくは零細企業の社長と自営業の奥さんと上場企業を早期退職した4人で、とある仕事に立ち会っていました。
- ぼく
- 零細企業の社長
- 自営業の奥さん
- 上場企業早期退職
ここで面白かったのは零細企業の社長と自営業の奥さんVS上場企業早期退職となったことです。ぼくはただの会社員なのでどっちの言い分も理解はできましたが、これからの人生を考える上での大事なポイントだと感じました。
零細企業の社長と自営業の奥さんは、現実主義で必要なことを必要なようにやる。本来であれば至極全うなことを言っていました。
これは零細企業だったり自営業で食っていく人にとってはとても重要なスキルです。現実主義でない袖は振れない。できないものはできない。目の前にあるできることをやらないといけないのです。理想論ではご飯は食べれない。
上場企業早期退職は上場企業でもそれなりの地位だったので仕事に関する能力はとてもあります。細かい部分にも目が届くし知識も豊富です。
しかし上場企業でやってきたことが地場の小規模な部分で使える能力であるとは限りません。
その結果が零細企業の社長と自営業の奥さんVS上場企業早期退職でした。
ぼくはまだ若い。考えてどちらが正しいのか判断できる。
ちょっとしたお金の流れの話だったですが、
零細企業の社長と自営業の奥さん→入繰りが正しいのだから細かい勘定科目や簿記の仕訳については必要がない。
上場企業早期退職→企業決算に使えるようなしっかりしたBSとPLを作成しないといけない。適当なことをやっていてはダメだ。
ぼくはどちらの言い分もわかりました。
しかし今回の場合は零細企業の社長と自営業の奥さんが正しいです。
そんな細かい部分を詰める必要はないものなのです。それぞれが仕事を抱えながら行うことでそこまでやる必要はどこにもありません。
具体的なことがかけないのですが、学校のサークルとか子供のPTAくらいの規模を考えてもらって構わないです。
そんなところで詳細な決算書が必要かどうかです。
自分のやっていることが正しいと言うプライドは邪魔でしかない。ぼくはそんなおっさんにならないよう注意したい
別にこの上場企業早期退職が悪い訳ではありません。
ただ、自分のやっていることが間違っていると認めることができなかったのが問題だなーと思う訳です。
零細企業の社長と自営業の奥さんが正解だったかはわかりません。ただ今回のケースであれば間違いではなかったのです。
ここって非常に大事な部分だと思っていて、これからを生きていくうえで正解が必ずしも正しい訳じゃない。と肝に命じておく必要があると実感しました。
大きな組織でサラリーマンとして出世してきた成功論を持つ人と、20年以上も零細企業や自営業でメシを食ってきた人は考え方がとても違います。
具体的には自分で経営をしているかどうかですね。
サラリーマンであるぼくは会議などで社長目線だとか経営者目線で仕事をしなさいなんて言われます。
しかし、サラリーマンは所詮サラリーマンであるので自分でメシを食う方法を知らないのです。第一線で市場を相手に経営をしている人にはどうしても勝てません。
このタイミングでこのようなことを直接体験することができて良かった。これからの仕事論としてしっかりと考えていきたいです。