100点の仕事する人がチームも組織も難しくしている。という話。

100点の仕事は不要 雑記

6月は仕事に慣れてきた新人が調子に乗る季節ですね。

立て続けに退職者との面談を行い退職理由などを聞きました。

退職理由は多くありますが、多くは退職者の心を掴み続けることができなかったことが原因になります。

ようはこの組織で働きたくない!と思わせてしまっていることが原因です。会社で働くことを辞めるという行為はとても勇気のいる決断になります。

そしてこの「やめてやる!」みたいな気持ちになる人が増えてきているんじゃないかと思います。

何回も転職しているぼくが言える台詞ではないかもしれませんが。

しばしばお付き合いください。

100点を目指すことが本当にいいことなんだろうか?

100点を目指すことは大事です。ここは異論なし。

  • ミスをゼロにするとか
  • 過去最高の売上にするとか
  • 3日必要だった仕事を2日で終わらせる。

なんて感じです。

ぼくたち日本人はとても改善が好きらしいです。そして創意工夫も好きみたいです。今より良くなる方法はないのか。なんて考えることもあるでしょう。

その結果120%を目指してブラック労働が蔓延しているなんて背景も見逃してはいけませんね。

80点から100点にすることが一番難しい。そこにコミットし続ける意味はあるのか。

人の成長にはラーニングカーブと言われています。

いろいろ解釈はありますが80点くらいまでなら短時間で成長できる。というものです。80点から先は成長曲線がなだらかになる。

スポーツでもゲームでも勉強でも80点くらいになるのは時間をかけて努力をすれば到達できます。しかしそこから先のプロと呼ばれるところまで進むのはとても難しい。

これを会社で考えると100点じゃないから嫌だ。100点じゃないから退職する。というのは本当に幸せなことなのでしょうか?

お互い80点でいいんだよ。20点は仕方ない。という考えの方が幸せになります。

退職していくスタッフの中には100点じゃないからと言っている人もいます。

でも100点の職場を見つけるのは本当に難しいでしょう。むしろそんな職場は無いのかもしれません。

ぼくが言いたいのは80点満足しているのであれば20点は我慢できるんじゃない?ってことです。

ほんの
ほんの

テストで80点が取れたら合格点ですからね。

恋人でも同じことが言えます。100点を相手に求めても自分も苦しくなるだけです。8割満足できるのであれば2割は許容した方が幸せでしょう。

本日のまとめ。それでも100点を目指す時期は必要なのかもしれませんね。

我慢しすぎることは良くない。今回は便宜上80点と区切りましたが人によって許容範囲は違うでしょう。しかし100点を求めてしまうばかり、足りない20点に目くじらを立てることにあまり意味がないんじゃないかと感じています。

上司はすごい嫌な人だけど、そのほかに80点の満足を得ているなら上司なんてほっておけば良いだけですからね。

組織、個人を問わずいつでも80点でOKとするわけでなく、時期的に1年間は100点を目指すよ。ちょっと厳しいかもしれんけどより高みを目指すために必要なんよ。となるポイントはあるでしょう。

これはこれで必要なものです。80点で満足してしまうと合格ラインがズルズル下がってくる可能性がありますからね。