30万円くらいのお金が投資に回せるくらいの余裕ができてきたので新しく株を持とうと考えています。
サラリーマンがお金持ちになるのは一生懸命働くことでは無いことは明確なので、どこかで自分の商品を持つ必要があるのは明白ですが、その商品を持つまでのつなぎとして少しでも社会勉強をしておく必要があると考えています。
ぼくの投資については過去記事に書いてある通り積立方式(ほったらかし)投資なので、良くも悪くもつまらないのです。毎月淡々と一定額を積み立てるだけですからね。
このあたりの話は過去記事をどうぞ。
で、今日は30万円くらいでどんな個別株を買おうかと悩んだことと、ぼくが働いている医療介護業界のビジネスモデルの限界値について書いておきます。
30万円を投資することに「お金」の意味はない。大事なのは業界や市場を勉強すること。
30万円投資するぜ!!
みたいなドヤる気持ちは一切ございません。個人で30万円の金額を株式市場に入れたところで何も変わらないでしょう。
そこに社会的な意義はありません。お金を企業に投資することでその企業を応援する!!みたいな甘い気持ちもぼくにはありません。
投資はあくまで遊びでしょう。増える人も入れば負ける人もいる。ゲームです。株式市場で一般人が本当の豊かさを手に入れることは難しいと考えています。
ならば、負けたくない。30万円という大金をどこかの企業株に投資するなら増やしたい。これだけです。
そのためにはしっかりと業界や企業について勉強して納得してから投資したいと考えています。
医療介護業界で働いているので投資先をいろいろと検討しているところ
本当は家の徒歩圏内にガストとバーミヤンがあるので、「すかいらーく(TYO: 3197)」の株を買おうと考えていました。株式優待狙い。安易な考え。
やめた理由は多々ありますが、どうせ投資するならもう少し勉強しようかなと考えたからです。せっかく医療介護業界で働いているのでもう少し調べてみようかと。
病院についてはほとんどが医療法人が運営しているので除外です。
ならば、どんなところに投資をしようかと。
医療事務なら受付で見回して見るだけで多くの商品に溢れているでしょう。
目の前にあるパソコン。そのパソコンの中にあるシステム。座っている椅子。机。領収書をだすプリンター。お金を入れるレジ。
全ての商品に作っている人がいて会社があって社長がいるわけです。
もう少し具体的に医療介護業界での商品(投資先)について考えてみる
では医療介護業界についてどんな投資先があるのか考えてみました。
- 電子カルテ、システム
- 医薬品
- クリーニング、リネン
- 医療機器(内視鏡、レントゲン)
- 医療材料
- 臨床検査
- 給食、食堂
- 建物、設備
- 人材
それではもう少し詳しく書いてみましょう。
電子カルテや院内システム
病院でもパソコンなど多くの電子機器を使用しております。
電子カルテだけでなく医事会計システムや検査システムや薬剤システムなど多くのコンピューターが動いています。
富士通や日立などの大手総合メーカーから医療介護の電子カルテに特化したソフトウェア会社もあります。
ざっくりと調べただけでも30社以上が上場していますので絞り込むのが大変です。
医薬品
これはわかりやすいですね。入院でも外来でも多くの薬を病院では使用します。
製薬会社です。
メディパルやアルフレッサなどのように薬を卸している会社と武田薬品工業など薬を開発生産している会社があります。
武田薬品の売上高は1兆7000万円程度になっております。
大塚HD(生食・ポカリ)などもありますが売上が大きい企業は一般向けの商品も開発販売しているのでドラックストアなどでも多くの商品を目にすることができますね。
クリーニング、リネン
病院がいつも綺麗な状態であるのは清掃業社が掃除をしてくれたり、クリーニング業社がシーツやタオルを交換してくれるからです。
この分野の特徴として上場している大きな会社は多くないということです。
清掃業務はビルメンテナンスなどを行なっている会社が行なっていることが多いです。クリーニング最大手の白洋舎は病院のクリーニング事業には参入していません。
しかし、いくつかググってみると創業50周年。みたいな会社が多く地元に根付いた上場する必要のない分野なのかもしれません。
ぼくの働いている病院でお世話になっているクリーニング業者も清掃業社も上場していませんでしたが安定している会社のようでした。
医療機器(内視鏡、レントゲン)
医療行為を行うには多くの機器が必要になります。わかりやすいところだと内視鏡やレントゲン(CT、MRI)などの大型機器です。
日本企業ではオリンパスやキヤノンが有名ではないでしょうか。GEヘルスケアやジョンソン&ジョンソンなどは外資なので日本では上場しておりません。
オリンパスやキヤノンはカメラなども有名ですね。このあたりの撮影する技術から応用して内視鏡やレントゲン機器も作成していることは新しい発見でした。
この分野は調べてみると海外勢がとても強いですね。シーメンスもあります。
医療材料
こちらは医療材料なので、診療や手術に使用する道具などを開発したり販売する企業になります。
ホギメディカルのように材料を開発している会社もあれば、トーカイのようにそれらを卸して販売している会社もあります。
また車椅子用の体重計などで有名なA&Dなどもありますね。
クリーニングや清掃のように市場規模がとても小さいので上場して有名な会社はあまりないです。
臨床検査
多くの病院では採血検査などを外部に委託していると思います。
病院内で全部を行なっているところは少ないです。そもそも病理医が常勤で働いている病院が少ないですからね。
エスアールエル(みらかホールディングス)、ビー・エム・エル(BML)、LSIメディエンス(三菱)が日本三大臨床検査センターです。
LSIメディエンスは三菱の関連企業なので上場はしておりません。
給食・食堂
入院中の患者さんに提供する食事を提供する会社ですがこれも市場規模からなのか上場している会社が少ないです。
大手レストランを経営しているようなところの事業の一つならあります。(ロイヤルホストやワタミ)
ぼくが働いている病院の委託業者も上場はしていませんでした。
建物、設備
これは病院のエアコンやエレベーターや自動ドアなどを管理している会社のことです。消火器や受付機などもあります。ベッドもありますね。
病院や介護施設の設備を専門に行なっている業者は多くありません。あくまで業務用のエアコンやエレベーターを扱っている会社になります。
厨房の設備に関してはホシザキやフジマックが上場しております。
人材、採用
ニチイやソラストなどの人材を派遣したり医事課を受託したりする会社があります。また、資格取得のTACなどもあります。
採用については大手の求人会社(リクナビやマイナビ)もありますが、医療介護業界に特化している会社で上場しているのは多くありません。
本日のまとめ
医療介護業界の上場企業について調べてみました。
日本における医療介護業界は今後も伸びていく分野になるので投資するには面白いと感じました。しかし市場規模が小さく面白そうな会社が上場していないことも多々ありました。
医療介護業界、特に病院を運営するのが医療法人なので利益を追求を名目に運営をしていません。営利目的で運営するのであれば医療法人には名目上はなれません。
そして日本の医療制度は皆保険制度と診療報酬があるので上限もほぼ設定されています。これがあるうちは急速な市場アップはありません。緩やかな上昇になるでしょう。
多くがありすぎて検討にならなかったので今度はもう少し自分の興味のある分野を絞って再検討してみたいと思います。
興味があるのは電子カルテなどのシステム系と人材系になります。