はじめての個別株。選び方のポイントを勉強してみた。初心者の投資指標。どれを買う?

はじめての個別株。選び方のポイント 将来のお金

個別株に手を出そうとしている初心者はいったいどんな株を選べばいいのかわかりませんよね。ぼくにはちっともわかりません。

トヨタとかニンテンドーあたりの超有名な株を買えばいいのでしょうか?

そもそも個別株を買う意味があるのでしょうか?

株の種類は多くて日本で上場しているだけでも3000社以上あります。多すぎ!

なので、好きな会社の株を買おう!なんてゆるい考えだと、お金が余って余って仕方ない。なんて人以外は気が使いたら元金が減っていた。なんてことにもなりかねません。

どの株を買えば利益が出るのかなんて初心者のぼくにはわかりませんが、少なくとも利益の出る確率の高い会社については知ることができます。

それは投資指標やチャートです。

これらをしっかりと分析することで勝てる確率をあげることはできます。なので今日はそんな投資指標について勉強したのでまとめておきます。

個別株を買うためには投資指標を確認だ!PER、PBR、ROE、ROA、自己資本比率などがあるよ。

株価が高いのか安いのか判断するのは難しいですよね。1万円を超えている会社もあれば500円みたいな会社もあります。

銀行などはお金がありそうなのに株価は低めです。

なので株価がどのくらいなのか判断するための指標が多く存在しています。

これらの数字を判断材料のひとつにしておけば負ける確率は少なくなります。PER、PBR、ROE、ROAなどがあるのでそれぞれ書いておきます。

PERの目安は15倍。大きいと割高株と考えることになります。

PERとは株価収益率を言います。

1株当たり利益に対して何倍の値段が付けられているかを判断できます

株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)で算出することが出来ます。

原則は、この数値が100倍など大きいと割高なので実態と株価が伴っていないということになります。逆に3倍など小さい場合は割安と判断されます。

そして日本企業のPERは15倍くらいが目安になります。

しかし中には100倍などの企業も存在します。

このような割高株が発生するのは流動性が高く人気が高いからです。実態はまだまだだけどみんなが成長すると考えていて買いたい!となっている状態です。

なので短期で売買するのであれば割高株を購入するのも作戦としてはあり。ということになります。

15倍というのはあくまで目安の一つとして覚えていく必要があります。

PBRの目安は1倍。低ければ割安であると判断することができます。

PBRとは株価純資産倍率を言います。

1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見るものになります。

株価 ÷ 1株あたりの純資産(BPS)で算出することが出来ます。

1株当たり純資産を指標のひとつにするのは、企業(帳簿上の)解散価値なので、PBR=1倍は、株価とこの解散価値が同じ水準と判断されるのです。

PBRが2倍の企業は解散したら半分の価値しかないので割高と判断されます。0.5倍なら2倍の価値になるので割安ということになります。

なのでPBRの目安としては1倍となります。

しかしPBR1倍以下の企業でも赤字の企業は要注意ですね。赤字が続いており投資家からも敬遠されている状態でもPBRは下がっていきます。

逆に高PBR = 割高とも言い切れない部分があります。IT企業などは高PBRになりやすいです。株主に出資してもらったお金を上手く使い、効率よく利益を上げるほど高くなります。

1倍というのはあくまで目安の一つとして覚えていく必要があります。

ROEの目安は10%です。20%を超えていれば優良企業となります。

ROEとは自己資本利益率を言います。

株主から集めたお金で企業が株主のためにどれだけの利益をあげたか、つまり株主としての投資効率を測る指標になります

ROE = 当期純利益÷自己資本 または
ROE = EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)

で算出することができます。

最近できた指標で多くの投資家が注目している数値になります。

ROEの目安としては10%以上になります。20%を超えていれば超優良企業になります。ちなみに日本の平均値は5%程度になると言われています。

ただしこの20%という数字を何年も連続して出し続けるのは不可能です。成長していくとともにこの数字は落ち着いていくものです。

またROEは借入を増やすと増える性質があるので借入がどのようなものかも確認しておく必要があります。

あのトヨタ自動車では10%程度の数字になっています。

10%というのはあくまで目安の一つとして覚えていく必要があります。

ROAの目安は5%程度。

ROAとは総資産利益率を言います。

ROEと並んで着目される総合的な収益性の財務指標になります。

ROA = 当期(純)利益÷総資本(資産) または
ROA = 売上高事業利益率 × 総資本(資産)回転率

で算出することになります。

この数字が高いことは企業が総合的にお金を稼ぐことができているということになります。少ない資本で多くの利益を出しているという判断ができるからですね。

ROAの目安としては5%以上になります

ROEと似ているので間違えそうになりますが基本的には一緒にして考えておく必要があります。この差が3倍程度に収まっているかも判断のひとつになります。

5%というのはあくまで目安の一つとして覚えていく必要があります。

自己資本比率の目安は20%以上。50%を超えていれば優良企業と考えることができます。

ROE(自己資本利益率)と似ていますが違います。

財務体質をおおまかに判断する指標になります

自己資本÷総資本で算出することができます。

この数字がマイナスになると自己資本が足りていない状態になるので債務超過となります。債務超過が続くと上場廃止になるので投資をするには危険と判断します。

銀行などは少ないのですがそれ以外では20%以上の企業を選んでおきたいですね。50%以上になると優良企業となるので投資をする上での材料になります。

なので自己資本比率の目安は20%以上と言えます。

必ずしも少ないことが悪いこととは言えない場合もあるのですが、高いに越したことはありませんね。

20%というのはあくまで目安の一つとして覚えていく必要があります。

本日のまとめ。

初心者ほど有名な企業の株を買ったり株主優待を期待して買ったり単なる高配当だからと言って選んでしまいます。

以前の自分がそのようなタイプでした。

近所にすかいらーく(バーミヤン)があるから。メガネスーパーは有名だけど安いから。みたいな理由で安易に買っていました。

株のいいところはそれでも大きく損失を出すことはあまりないということです。基本的には上場できるくらいの企業なので急激な悪材料などは出にくく、いきなり株価急落で借金まみれなんてことはないです。

※レバレッジをかけたら別です。

10万円が5万円になることは十分にありえます。

今後はこれらの数字をしっかりとチェックしてから総合的に判断してから買いたいと思います。